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突然、警察官に連行される高齢者!面会を認めず、相続人に不動産の評価や貯金さえ明かさない後見人…港区で起きている「高齢者連れ去り」の実態とは
今年6月17日、東京都港区の高輪警察署の前で、ちょっとした騒ぎがおきた。白髪の高齢女性が、高齢者向けキャリーカートのハンドルを両手で必死につかみながら、大声を張り上げた。 「後見人だから(何をしても)いい、ってことじゃないでしょ!」 怒りの矛先は、右側に立つ女性弁護士だ。弁護士は高齢女性の成年後見人である。成年後見人は、認知症などで判断能力が著しく失われた人に代わって財産の管理や生活支援などを担う。銀行口座の現金引き出しから介護サービスの契約まで、日常生活のあらゆることを
なぜ被災地ではパチンコ店に行列ができるのか。そして「被災地に来てもらっては困る」人たちの正体とは『災害前線報道ハンドブック』第4章 復興フェイズ⑦
スローニュース 熊田安伸 復興フェイズの最終回です。復興が進んで行くにつれ、被災地では支援とは逆行するような、思わぬ現象が表面化することがあります。今回はいくつかの具体例を挙げていきます。 被災者がどこに行ったか分からなくなる!?最初に異変に気づいたのは、震災の取材応援でNHK名古屋放送局から派遣された記者でした。 東日本大震災の発生から1年半後の宮城県気仙沼市。市民に送ったはずの「がん検診」の申込書が、なぜか「転居先不明」として次々と気仙沼市役所に送り返されていたので
【スクープ】東京都心で高齢者の「連れ去り」が起きている!なぜ肺がんの治療さえ受けさせないのか「これは港区による虐待です」
本人も家族も望んでいないのに、自治体が勝手に「認知症が進んだ」「虐待から守る」などとして高齢の肉親を親族から引き離し、長期間、面談さえ許さないケースが全国で多発している。 その間に行政権限で高齢者に成年後見人が付き、家族の同意がないまま財産が処分されたケースも少なくない。当の高齢者は、やはり自治体の判断によって医療保護入院させられて精神科病院などから出られなくなり、親族との連絡が遮断されるのだ。被害に遭った当事者や親族は「突然、親と連絡が取れなくなった」「自治体による高齢者