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じっくりと取材や思考を重ねた良質なコンテンツで、誰もがもつ先入観(バイアス)を壊す。炎のような情熱と、事実をありのままに見る冷静さで常識や偏見をひっくり返す。そんな創り手とつながるコミュニティです。

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  • 無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」

    日本でも900万人が悩んでいるという「睡眠時無呼吸症候群」について、フィリップス製の医療器具に「健康被害のおそれ」があることが2年前に発覚。しかし日本では十分な周知もないまま、いまだ「回収中」です。その背景にある制度上の問題点と、健康被害の実態を明らかにしていきます。(取材:萩一晶)

  • 元自衛官・五ノ井里奈さんへの性暴力裁判

    陸上自衛隊 郡山駐屯地に勤務していた元自衛官の五ノ井里奈さんへの強制わいせつの罪に問われている元自衛官3人(いずれも懲戒免職)の裁判をどこよりも詳しく取材してお伝えしています。(岩下明日香)

  • 災害前線報道ハンドブック

    大災害は突然にやってきます。その時、何を取材するべきでしょうか。記者たちに的確な指示が出せるでしょうか。ありそうで存在していなかった「災害時の取材マニュアル」ジャーナリストのプレミアム会員向けに発信します。(熊田安伸)

  • ジャニーズとメディア

    ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになってきたのは、メディアがそれを看過してきたからでもある。テレビ局だけではなく、新聞、出版にもおよぶジャニーズのメディアコントロールの手法と、いまだ強くのこる影響力に、朝日新聞元記者でガーシー被告に密着した『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』が話題のノンフィクション作家、伊藤喜之氏が迫る。

  • 学校でも「汚染水」PFAS体内汚染の実態

    「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)。市民団体による血液検査で東京・多摩地区のほぼ全域で体内汚染が広がっていることが明らかに。東京・多摩地区にある一部の学校や大学では、PFASに汚染された地下水が飲み水や給食の調理などに使われていたことも判明しました。(取材:諸永裕司)

無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」

日本でも900万人が悩んでいるという「睡眠時無呼吸症候群」について、フィリップス製の医療器具に「健康被害のおそれ」があることが2年前に発覚。しかし日本では十分な周知もないまま、いまだ「回収中」です。その背景にある制度上の問題点と、健康被害の実態を明らかにしていきます。(取材:萩一晶)

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日本にも多数のユーザーがいる無呼吸症の医療器具問題、米調査報道メディアが「苦情を秘密にしていた」と報道

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、社会の制度の矛盾を突いたコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 Philips Kept Complaints About Dangerous Breathing Machines Secret While Company Profits Soared(フィリップスは会社の利益が急上昇する一方で、危険な呼吸

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無呼吸症の医療器具が心配…疑問にお答えします

夜中に何度も呼吸が止まり、十分な眠りが取れなくなる「睡眠時無呼吸症候群」。その治療に使われる米フィリップス製のCPAP装置(空気を鼻から送り続ける医療器具)などに問題が見つかり、2年たったいまも自主回収が続いています。 この問題、スローニュースで『無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」、いまだ回収中で被害報告も』として報じて以来、様々な質問や問い合わせを受けています。 そこで今回、患者にとってどんなリスクがあり、持っているCPAPは大丈夫なのかなどについて、取材した記者

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無呼吸症の医療器具いまだ回収中、日本でも「健康被害」報告が…情報を求めています

日本でも900万人が悩んでいるという「睡眠時無呼吸症候群」について、米フィリップス製の医療器具に「健康被害のおそれ」があることが2年前に発覚。しかし日本では十分な周知もないまま、いまだ「回収中」です。 この問題、スローニュースではシリーズでお伝えしています。情報提供もお待ちしております。こちらからどうぞ。 第1回 無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」、いまだ回収中で被害報告も問題の原因は、治療に使うCPAP装置(空気を鼻から送り続ける装置)の防音用ポリウレタンの劣化で

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日本で流通している無呼吸症の医療器具、安全なのか独自に調べてみた

フリーランス記者 萩 一晶 フィリップス・ジャパン(本社・東京都港区)が日本で回収中のCPAP装置は約34万台。「睡眠時無呼吸症候群」の患者が毎日使う医療器具で、すべて米フィリップス製だ。 日本では、米国で確認されたような防音材の劣化は本当に起きていないのだろうか。劣化で生じる微細な粒子を、患者が吸い込むことで健康被害を受ける心配はないのだろうか。手がかりを求め、回収前のCPAPからどれほどの粒子が排出されているのか、独自に調べてみた。 どのように検証をしたのか空気中に

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元自衛官・五ノ井里奈さんへの性暴力裁判

陸上自衛隊 郡山駐屯地に勤務していた元自衛官の五ノ井里奈さんへの強制わいせつの罪に問われている元自衛官3人(いずれも懲戒免職)の裁判をどこよりも詳しく取材してお伝えしています。(岩下明日香)

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元自衛官・五ノ井さん裁判で「女性隊員の体に触る動画」「隊の飲み会で全裸の隊員が性行為の体位をする動画」の存在が次々と発覚…露呈した“体質”

陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた元自衛官・五ノ井里奈さん(23)に格闘の技をかけて覆いかぶさり、腰を振って下半身を押し付けたなどとして、強制わいせつの罪に問われた元自衛官3人(いずれも懲戒免職)に対する被告人質問が、9月12日に福島地方裁判所(三浦隆昭裁判長)で開かれた。 在宅起訴された元自衛官の渋谷修太郎(30)=山形県米沢市出身=、関根亮斗(あきと)(29)=福島県須賀川市出身=、木目沢佑輔(29)=福島県郡山市出身=の3被告は、いずれも6月29日の初公判で

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元自衛官・五ノ井里奈さんへの強制わいせつ 現役自衛官が涙の証言「先輩から『やってないよな』と言われ」嘘を

スローニュース 岩下明日香 2年前の8月3日、自衛官だった五ノ井里奈さんは、訓練で北海道にある矢臼別演習場に赴いていた。その夜、宿泊施設で開かれた宴会の際、男性隊員3人(いずれも懲戒免職)が、五ノ井さんに「首ひねり」という格闘の技をかけてベッドに押し倒し、奇声を発しながら腰を複数回振り、陰部を押し当てたとされる。 この強制わいせつ事件をめぐる3回目の裁判が8月23日に福島地方裁判所(三浦隆昭裁判長)で開かれ、同じ部屋にいた別の現役男性隊員3人が証言台に立った。事件直後の警

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元自衛官・五ノ井さんへの性暴力裁判で、現役自衛官が新たな目撃証言「陰部が接触していた」

スローニュース 岩下明日香 元自衛官の五ノ井里奈さん(23)への強制わいせつの罪に問われている元同僚3人の3回目の裁判が23日、福島地方裁判所で開かれた。検察側の証人として出廷した現役自衛官3人のうち1人が、被告が「疑似セックスのような体勢」で腰を振り、五ノ井さんの着衣越しに陰部が接触していたのを「見た」とする新たな証言をした。 これまでは「距離が離れていた」などの目撃証言だったが…陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)で五ノ井さんの同僚だった渋谷修太郎(30)、関根亮斗(29)

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元自衛官・五ノ井里奈さんへの謝罪文を自衛隊が事前にチェックか 元上司が法廷で「性行為を思わせる動作」も証言

スローニュース 岩下明日香 陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に勤務していた元自衛官の五ノ井里奈さん(23)。彼女への強制わいせつの罪に問われている元自衛官3人(いずれも懲戒免職)の第2回公判が、7月31日に福島地裁(三浦隆昭裁判長)で開かれた。 やはり懲戒免職となった当時の上司(元2曹)が証言したのは、元自衛官の男たちが五ノ井さんに格闘の技をかけて覆いかぶさった様子だ。その証人尋問を聞いている最中、五ノ井さんは椅子から崩れ落ちるように倒れ、病院に救急搬送された。 当初、警

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災害前線報道ハンドブック

大災害は突然にやってきます。その時、何を取材するべきでしょうか。記者たちに的確な指示が出せるでしょうか。ありそうで存在していなかった「災害時の取材マニュアル」ジャーナリストのプレミアム会員向けに発信します。(熊田安伸)

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災害前線報道ハンドブック【第1章】発災フェイズ⑥テレビ局の現場リポート、それでいいの?

スローニュース 熊田安伸 今回はテレビ関係者に向けての提言的なコラムです。なので、読み飛ばしていただいて結構、ただ教訓になる話だと思ったので、書いてみました。 災害が起きると現場から記者が中継リポートをやりますよね。本当にそれ、いいんでしょうか。演出上の問題というより、もっと根本的な「記者は何をするべきか」というエピソードから考えます。 まずは私の大失敗を告白しますここで私がやらかした大失敗を一つご披露します。先にも書いた新潟県中越地震の際に、デスクとして初めて取材指揮

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災害前線報道ハンドブック【第1章】発災フェイズ⑤災害の「顔」に気づけるか

歴史に残る事件・事故・災害は、必ず「新しい顔」を持って現れます。逆にいえば、従来とは違う新たな課題を社会に突き付けるからこそ、歴史に残るのかもしれません。早い段階にそれに気づけるかどうかで、その後の取材が大きく変わってきます。今回はその実例と、気づくための手法について述べます。 誰も何が起きているか分かっていない2004年の新潟県中越地震は、10月23日の本震の後も、マグニチュード6を超える余震が長く続いたのが特徴でした。それが従来の災害とは違う、思わぬ事態をもたらすことに

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災害前線報道ハンドブック【第1章】発災フェイズ④犠牲者の情報特定と避難指示が出ている場所での取材

スローニュース 熊田安伸 災害の犠牲者についての情報をいち早く特定するためにはどこから情報を入手したらいいでしょうか。また、避難指示などが出た場所での取材の可否はどう判断したらいいでしょうか、今回はそれらについて説明します。 死者数の確定では「病院→警察」が重要いよいよ警察の情報が役に立つタイミングがやってきました。それは「死者の数を確定する取材」です。 以下の図は、内閣府防災情報のホームページにある資料で、災害の際の死者数報告の流れを示しています。

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災害前線報道ハンドブック【第1章】発災フェイズ③限られた取材リソースをどこに配置すべきか

スローニュース 熊田安伸 「発災フェイズ」の続きです。災害発生の直後に記者やカメラマンなどをどこに送ればいいのか、とっさに判断ができるでしょうか。事前にシミュレーションしておくことが肝要です。最小限で最大の効果を生む方法をまとめました。 最初動で限られた記者をどこに配置するか潤沢な取材リソースがあれば、可能な限り多くの場所に記者を配置したいものですが、地方局などではそうもいきません。ここでは動かせる記者が5人いたと想定します。 結論から言うと、私なら……

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ジャニーズとメディア

ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになってきたのは、メディアがそれを看過してきたからでもある。テレビ局だけではなく、新聞、出版にもおよぶジャニーズのメディアコントロールの手法と、いまだ強くのこる影響力に、朝日新聞元記者でガーシー被告に密着した『悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味』が話題のノンフィクション作家、伊藤喜之氏が迫る。

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BBC「性加害報道」後もジャニーズが講談社にかけてきた「圧力」

伊藤喜之(ノンフィクション作家) ジャニー喜多川氏の性加害問題について、出版業界では週刊文春の独走状態がつづいている。週刊文春をのぞく週刊誌では真正面から問題を取り上げた記事は今でもほとんどない。なぜ、このような状況が生まれているのか。 そこには明らかに出版界の「ジャニーズ忖度」の構造がある。 講談社の関係者が「あれはわかりやすい出来事だった」と振り返る事件がある。 ジャニーズが激怒した「大麻疑惑」記事問題が起きたのは2008年7月。物議を呼んだのは講談社が発行する週

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スポーツ新聞記者を徹底的に抱き込んだジャニーズの「メディアコントロール」戦略

新聞は、テレビや出版社と比べれば、ジャニーズ事務所との関係はそこまで深くはないと世間的には思われがちだ。 しかし連載第1回「朝日新聞社内でジャニーズ報道を仕切る『ジャニ担』の影響力」、第2回「『嵐』大型企画で深まった朝日新聞とジャニーズの『広告ビジネス』」で明らかにしたように、実情は違う。 「ジャニ担」のベテラン記者が「忖度」記事を書いてジャニーズに配慮を重ねる一方で、新聞広告で人気グループの大型広告企画が組まれたり、系列出版社の週刊誌でジャニタレを表紙グラビアに起用して

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「嵐」大型企画で深まった朝日新聞とジャニーズの『広告ビジネス』

伊藤喜之(ノンフィクション作家) ジャニーズはメディア各社に従順な記者や編集者を抱え込むことでメディアコントロールを働かせてきた。いわゆる「ジャニ担」だ。前回『朝日新聞社内でジャニーズ報道を仕切る「ジャニ担」の影響力』で指摘したように、ジャニーズは新聞のコンテンツ作りの現場にさえ影響力をもつ。 もちろん、新聞社とジャニーズとの繋がりは記事だけではない。広告出稿というビジネス面でも密接な関係を結んでいる。 「ジャニーズと一番近いのは朝日新聞だった」朝日新聞の広告関連部署での

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朝日新聞社内でジャニーズ報道を仕切る「ジャニ担」の影響力

伊藤喜之(ノンフィクション作家) 大手メディアがジャニーズ問題について振り返るのはやはり限界があるのか。そう思わざるを得ない出来事だった。 今年4月のカウアン・オカモト氏による外国人記者クラブでの会見以降、新聞メディアの中では比較的手厚く問題を報じ続けている朝日新聞は6月29日付の朝刊第三社会面で、不定期でメディアの問題を扱う企画「Media Times(メディアタイムズ)」でジャニーズ問題とメディアの関係について特集した。 ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになって

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学校でも「汚染水」PFAS体内汚染の実態

「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)。市民団体による血液検査で東京・多摩地区のほぼ全域で体内汚染が広がっていることが明らかに。東京・多摩地区にある一部の学校や大学では、PFASに汚染された地下水が飲み水や給食の調理などに使われていたことも判明しました。(取材:諸永裕司)

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学校でも「汚染水」PFAS体内汚染の実態は…健康被害の情報を求めています

くっついて分解されず、ずっと消えない。しかも、台所から宇宙までどこにでも使われ、発がん性やこどもの発達など健康への影響が指摘されています。 そんな有機フッ素化合物(総称PFAS)による体内汚染がいま、注目されています。この問題、フリーランスの諸永裕司さんが継続的に取材し、スローニュースでお伝えしています。 第1回 東京・多摩地区での体内汚染の実態が明らかに~PFAS血液検査650人分を可視化したPFASによる体内汚染が東京・多摩地区のほぼ全域に広がっていることが、市民団体

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【スクープ】学校で汚染水が飲まれていた!一橋大、東京学芸大、桐朋学園…PFASに有名校はどう向き合うのか

フリーランス 諸永裕司 東京・多摩地区にある一部の学校や大学で、PFAS(有機フッ素化合物)に汚染された地下水が飲み水や給食の調理などに使われていることがわかった。 学校が独自に所有する専用水道(大型井戸)では、国が定める水質の目標値を超えていても設置者の判断で使うことができるためだ。健康への影響を受けやすいこどもや若者の命は守られるのか。 東京学芸大学「保健所が『問題ない』と」 目標値超えても利用 教員養成系大学として知られる東京学芸大学(小金井市)、日本でもっとも深

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東京・多摩地区での体内汚染の実態が明らかに~PFAS血液検査650人分を可視化した

取材・撮影 諸永裕司 くっついて分解されず、ずっと消えない。しかも、台所から宇宙までどこにでも使われ、発がん性やこどもの発達など健康への影響が指摘されている。 そんな有機フッ素化合物(総称PFAS)による体内汚染が東京・多摩地区のほぼ全域に広がっていることが、市民団体による血液検査で明らかになった。 この結果を、別のデータとクロスすることで、今回、次のようなことが初めて判明した。 住民の血液に含まれるPFAS濃度は、地下水汚染が深刻な地域で高い 飲み水に含まれるPF

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