【諸永裕司のPFASウオッチ】「分からないけど、なにか数値を」と本音を漏らした座長と、新たな数値への疑念とは
「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)の最新情報を伝えているジャーナリスト、諸永裕司さんの「PFASウオッチ」。前回の記事では、食品安全委員会のもとに設けられた専門家会議「PFASワーキンググループ」がとりまとめた、PFASによる食品健康影響評価書(案)について伝えました。
そこで初めて示された「許容摂取量(耐容一日摂取量)」は、アメリカ環境保護庁(EPA)が現在提案中の値と比べると、PFOSで200倍、PFOAで666倍も大きく、欧州食品安全