大災害は突然にやってきます。その時、何を取材するべきでしょうか。記者たちに的確な指示が出せるでしょうか。ありそうで存在していなかった「災害時の取材マニュアル」ジャーナリストのプレ…
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#ジャーナリズム
「山古志にたどり着くんだ!」泥まみれになり、恐怖に耐えながら記者はなぜ山道を登ったのか…19年前に見たあの日の惨状、そして最初に伝えた言葉とは
あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 [新潟県中越地震19年・山古志再訪ルポ]<上>足を震わせ命がけで歩いた「あの道」 余震、土砂崩れ…激震に孤立したムラ、よみがえる惨状の記憶突然の、経験したことがない激しい揺れ。最も揺れが大きかった場所から80キロ以上離れた新潟市のオフィスにいるのに、まるで
74人の子どもの命が奪われた場所、そこに来なければできないことがある~小3の娘を失った父親が「終わりではない」と語る理由とは
大川小に来なければできないこと大川小学校の校庭でぼーっと立っている人に冊子を渡してお声をかけると、元教員なんです、現役教師なんですというがたくさんいて。どうして来たんですかと聞くと、8、9割の人が同じ答えをします。 「自分だったらこの校庭で、あの日の状況を思い浮かべながら、何ができるかを確かめに来ました。自問自答をしに来ました」と。 それをするべきなんじゃないかなと思います。 もちろん子どもたちを守らなきゃならない教育関係者もそうでしょうけど、子どもたちに自分の命をどう守