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無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」

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日本でも900万人が悩んでいるという「睡眠時無呼吸症候群」について、フィリップス製の医療器具に「健康被害のおそれ」があることが2年前に発覚。しかし日本では十分な周知もないまま、い…
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日本で流通している無呼吸症の医療器具、安全なのか独自に調べてみた

フリーランス記者 萩 一晶 ※こちらの連載が「国際文化会館ジャーナリズム大賞」特別賞のファイナリスト2作品のうち一つに選出されました。それを記念して2023年6月20日に配信されたこちらの報道を無料公開いたします。(データなどは当時のまま) フィリップス・ジャパン(本社・東京都港区)が日本で回収中のCPAP装置は約34万台。「睡眠時無呼吸症候群」の患者が毎日使う医療器具で、すべて米フィリップス製だ。 日本では、米国で確認されたような防音材の劣化は本当に起きていないのだろ

【スクープ】無呼吸症の医療器具、実は日本でも「健康被害」が発生していた

フリーランス記者 萩 一晶 ※こちらの連載が「国際文化会館ジャーナリズム大賞」特別賞のファイナリスト2作品のうち一つに選出されました。それを記念して2023年6月20日に配信されたこちらの報道を無料公開いたします。(データなどは当時のまま) 日本で「睡眠時無呼吸症候群」に悩む患者は900万人もいるという。その治療に使われる米フィリップス製の医療器具により「健康被害が生じるおそれがある」として、ヘルスケア大手「フィリップス・ジャパン」(本社・東京都港区)は2021年7月から

【スクープ】無呼吸症の医療器具で「健康被害のおそれ」、いまだ回収中で被害報告も

フリーランス記者 萩 一晶 夜中に大いびきをかき、何度も呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」。悩んでいる患者は日本に900万人もいるという。その治療に使われる医療器具について、海の向こうから驚くべき情報が届いていた。ひょっとしたら、発がん作用などの深刻な健康被害を患者にもたらしているかもしれない、というのだ。 米国から通知を受けた販売元のヘルスケア大手「フィリップス・ジャパン」(本社・東京都港区)が、睡眠時無呼吸症の治療に使うCPAP装置(空気を鼻から送り続ける装置