マガジンのカバー画像

「官製ファクトチェック」への懸念とフェイクニュース

23
いま政府が「偽情報対策」を急いでいます。総務省は、2023年11月に「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」を設置。災害のたびに虚偽情報がSNSに流れる…
運営しているクリエイター

#ナラティブ

「ロシアよりフェイクを込めて」ジャーナリストの登場と死まで演出した偽情報…危険なナラティブ(物語)が増殖中

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 From Russia, Elaborate Tales of Fake Journalists(ロシア発、偽ジャーナリストの巧妙な物語)ムハンマド・アラウィ。調査報道記者の名前だといいます。 その男性の「スクープ」がYouTubeに投稿されたのは、去年

不安や怒りを煽り社会を分断する兵器にもなる「ナラティブ」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 連載 人を動かすナラティブ「ナラティブ」という言葉が広まっています。 日本語では「物語」「語り」などと訳されます。私たちは頭の中で無意識のうちにナラティブをつくり、その物語が生み出す感情が個人や社会を動かします。 近年、ナラティブを生み出す脳の仕組みが