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内部告発(公益通報)をめぐる問題

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広島県警、鹿児島県警、兵庫県と、いま内部告発(公益通報)が改めて大きな問題になっています。まだ十分に理解されていない公益通報制度をめぐる報道をこちらにまとめています。(広島県警の…
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2024年7月の記事一覧

新聞ではわからない疑惑の核心!「おねだり疑惑」斎藤兵庫県知事はどこで間違えたのか

兵庫県庁に長年勤め、西播磨県民局長の要職にあった渡瀬康英さんが、県組織のトップである知事の非を鳴らす内部告発に踏み切った末に、この7月7日、自死を選びました。定年退職目前の60歳でした。この顛末は、日本社会の多くの人の気持ちをざわつかせています。 「内部告発の対象となったパワハラなど種々の疑惑もさることながら、知事の最大の過ちは、渡瀬さんの内部告発に対する前時代的なひどい仕打ちにある」と指摘するのは、ジャーナリストで上智大学教授の奥山俊宏さんです。「兵庫県の対応は公益通報者

告発文書がなぜ「公益通報」と言えるのか、「情報漏えい」とする鹿児島県警の主張をくつがえす【緊急イベントリポート④】

鹿児島県警の本田尚志・前生活安全部長(60)が内部文書を漏えいしたとして、国家公務員法違反の罪で起訴された事件をめぐり、スローニュースは緊急トークイベントを6月24日に開催しました。 登壇したのは、告発文書を受け取った札幌市のライター小笠原淳さん(55)と、警察の強制捜索を受けた福岡市のニュースサイト「HUNTER(ハンター)」代表の中願寺純則さん(64)、公益通報(内部告発)に詳しいジャーナリストで上智大教授の奥山俊宏さん、調査報道グループ「フロントラインプレス」代表の高

ネットメディアだから狙われたのか!?「この事件では、メディアの姿勢が問われている」【緊急イベントリポート③】

鹿児島県警の本田尚志・前生活安全部長(60)が内部文書を漏えいしたとして、国家公務員法違反の罪で起訴された事件をめぐり、スローニュースは緊急トークイベントを6月24日に開催しました。その内容を4回にわたってお伝えしています。 登壇したのは、告発文書を受け取った札幌市のライター小笠原淳さん(55)と、警察の強制捜索を受けた福岡市のニュースサイト「HUNTER(ハンター)」代表の中願寺純則さん(64)、公益通報(内部告発)に詳しいジャーナリストで上智大教授の奥山俊宏さん、調査報

ニュースサイト「HUNTER」事務所への鹿児島県警の捜索がなぜ憲法違反だと言えるのか、詳しく解説【緊急イベントリポート②】

鹿児島県警の本田尚志・前生活安全部長(60)が内部文書を漏えいしたとして国家公務員法違反の罪で起訴された事件をめぐり、スローニュースは緊急トークイベントを6月24日に開催しました。その内容を4回にわたってお伝えしています。 登壇したのは、警察関係者とみられる匿名の内部文書を受け取った札幌市のライター小笠原淳さん(55)と、警察の強制捜索を受けた福岡市のニュースサイト「HUNTER(ハンター)」代表の中願寺純則さん(64)、公益通報(内部告発)に詳しいジャーナリストで上智大教

鹿児島県警が報道機関にガサ入れする異例の暴挙、現場で何が起きていたのかを全て語る【緊急イベントリポート①】

鹿児島県警の本田尚志・前生活安全部長(60)が内部文書を漏えいしたとして、国家公務員法違反の罪で起訴された事件をめぐり、スローニュースは緊急トークイベントを6月24日に開催しました。その様子を4回にわたってお伝えします。 登壇したのは、告発文書を受け取った札幌市のライター小笠原淳さん(55)と、警察の強制捜索を受けた福岡市のニュースサイト「HUNTER(ハンター)」代表の中願寺純則さん(64)、公益通報(内部告発)に詳しいジャーナリストで上智大教授の奥山俊宏さん、調査報道グ