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終わらない戦争

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この世界から戦争が消えることはないのか。過去の戦争の今も残る傷痕や、現在も進行中の戦争に関する記事をこちらにまとめています。
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#戦争

ついにAIが市民を殺害する事態に…ガザ空爆を指揮していたのは正確性に欠けるAIマシン「ラベンダー」だったと報道

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 ‘Lavender’: The AI machine directing Israel’s bombing spree in Gaza(イスラエルのガザ空爆を指揮するAIマシン「ラベンダー」)イスラエルのネットメディア「+972MAGAZINE」と「Loc

機銃弾だけで1機あたり4000万円!太平洋戦争末期の本土防衛空戦にいくらかかったのか

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら 新鋭機紫電改が出撃…呉軍港に来襲した「約350機におよぶ米海軍機動部隊の艦上機」を「三四三空」が迎え撃った空戦の「値段」まもなく敗戦から80年が過ぎようとしています。79年前の1945年3月19日、約1000機もの米軍機が西日本に来襲しました。それを迎撃した

親族の「軍歴照会」を呼びかける読者参加型調査報道「うちにも戦争があった」というチャレンジ

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 軍歴照会で辿るあなたの家族の軌跡 教えてください、戦争の記録と記憶 読者から調査報道してほしいテーマを募集する「あなたの特命取材班」を展開してきた西日本新聞が、新しい読者参加型のキャンペーン報道「うちにも戦争があった~あなたの家族の軌跡~」を新年からスター

アナウンサーの言葉は時に「熱狂」を生む。それが戦時であっても…

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 アナウンサーたちの戦争アナウンサーの仕事とは、言葉によって人々に情報を伝えるものですが、その力は時に熱狂を生み、感涙させ、怒りさえ呼び起こします。そして熱狂を生んだ実況は、「名実況」として人々の記憶に長く残り、「名アナウンサー」の名が語り継がれます。 し

地獄の沖縄戦、次第に「狂気」を帯びていく米兵たちの声を発掘

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、ネットの彼方で忘れ去られようとしているコンテンツや、歴史に埋もれた記録を発掘した調査報道をおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 “戦い、そして、死んでいく”〜沖縄戦 発掘された米軍録音記録 地獄の沖縄戦。それに従軍したアメリカ軍兵士たちの生々しい「声」が見つかりました。 アメリカの議会図書館に所蔵された「海兵隊戦闘記録」です。ラジオでアメ

慰霊の日に「知らなかった沖縄」について考える本

※旧SlowNewsのサービス終了前の記事です。文中のリンクは現在は使えませんのでご了承ください。 書き手:瀬尾傑 明仁上皇陛下が「忘れてはならない日」としてあげている6月23日が何の日か、すぐに答えられる日本人が沖縄県民以外にどれほどいるのだろうか。 1981年8月、当時皇太子だった明仁上皇陛下は、「日本では、どうしても記憶しなければならないことが4つはあると思います。終戦記念日、広島の原爆の日、長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日です」と語っている