機銃弾だけで1機あたり4000万円!太平洋戦争末期の本土防衛空戦にいくらかかったのか
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新鋭機紫電改が出撃…呉軍港に来襲した「約350機におよぶ米海軍機動部隊の艦上機」を「三四三空」が迎え撃った空戦の「値段」
まもなく敗戦から80年が過ぎようとしています。79年前の1945年3月19日、約1000機もの米軍機が西日本に来襲しました。それを迎撃したのが、新鋭機紫電改です。
映画『この世界の片隅に』にも描かれたこの出来事を、ノンフィクション作家の神立尚紀さんが、「値段」という観点から検証する記事が新鮮です。
たとえば、戦闘機はいくらするのか。
弾薬にもお金がかかります。
この日、1回の出撃だけでも、現在の価値にして150億円もの費用がかかっていたと、神立さんは試算します。
そう考えると、戦争がいかに愚かなことなのか、ということが、あらためて感じられます。
もちろん撃墜された飛行機も含めてたくさんのパイロット、そして民間人の命が失われたことはいうまでもありません。
戦後80年を迎えようとし、さまざまな報道がされてきた太平洋戦争ですが、まだまだ伝えるべきことがあることをあらためて思う記事でした(瀬)