見出し画像

2023年、スローニュースはこんなスクープを出してきました!当局の不正に切り込むフロントラインプレス【年末特集②】

新サービス開始から半年、SlowNewsがこれまでに発信した調査報道スクープを紹介する特別編。2回目は、捜査当局の不正にも果敢に切り込む調査報道グループ・フロントラインプレスのスクープです。

広島の警察で“カラ出張”の疑い 県警は内部告発を最近まで放置

フロントラインプレスが8月に報じたスクープが、こちらの広島の公安警察による不正経理疑惑です。かつての北海道警の裏金問題などを想起させる調査報道を放ちました。

ただ、かつての問題と違いもあります。今回は国費を原資とする警備公安の捜査費で不正の疑いが出ていること。より根が深い問題だということです。

新しい試みも始めています。会見をノーカット動画でを丸ごと報じ、配られた資料もダウンロードできるようにしています。

宮崎の警察が殺人事件の証拠を偽造か…証拠物を撮影したSDカードを被告に不利なように改ざんした疑い

次のスクープは10月。宮崎県で証拠写真の入ったSDカードのデータが警察によって一部削除され、隠滅された疑いが浮上したのだという報道です。

殺人罪などに問われている被告に有利な証拠写真の画像データが警察によって改ざんされ、隠されたなどとして、被告の弁護士がスローニュースによる報道後の11月に当時の宮崎北警察署長らを証拠隠滅罪で東京地検に告訴しました。

「34枚の証拠の画像が消された痕跡を見つけた」ことを明らかにしている会見、こちらもノーカット動画で全編を見ることができます。

墜落オスプレイが緊急着陸を目指した屋久島空港に民間旅客機がいた

鹿児島県の屋久島沖で米空軍輸送機CV-22オスプレイが墜落した事故で新事実が判明。事故を起こしたオスプレイが屋久島空港への緊急着陸を試みていたのと同じ時間に、同空港の滑走路付近には民間の旅客機がいたのです。

緊迫の数分間に何が起きていたのか。これもフロントラインプレスが公開情報と独自取材で検証した記事でした。

補助金の不正受給を内部告発したら、社内で突然「告発者探し」が始まった!北陸農政局は何をしたのか

スローニュースでは今年最後、現在配信中のスクープがこちらです。

勤め先の企業が関与した補助金約2000万円の不正を、農林水産省の出先機関・北陸農政局に告発(公益通報)した男性。ところが、農政局のずさんな対応のために企業側に内部告発の内容が伝わっていたことが明らかになりました。

 公益通報者保護法の趣旨に反する対応が、なぜ行われたのか。フロントラインプレスが追及していきます。

フロントラインプレスの骨太のスクープはまだまだ続きます。

次回はメディアの問題についての発信を紹介します。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!