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選挙で候補がもらったカネ、使ったカネの資料を全て収集!初のサイトを本日ローンチしました

報道関係のみなさま、研究者のみなさま、「政治とカネ」を調べるための新たなサイト、「選挙運動費用データベース」を本日10月8日から公開いたしました。

ジャーナリストや研究者の方々が、選挙報道や調査報道、あるいは研究活動に活用することで、政治とカネの問題を透明化することに貢献したいと考えています。

前回の衆院選と東京都議選の選挙運動費用収支報告をすべて!

「選挙運動費用収支報告書」は、選挙の際に受け取った寄付や使い道を記したもので、選挙管理委員会に提出することが公職選挙法で定められています。しかし、多くがネットで公表されている「政治資金収支報告書」と違い、その詳しい内容を見るためには、都道府県の選管に赴いて閲覧する必要などがあり、容易に調べられる状態ではありません。

そこで、日本大学の安野修右研究室とフロントラインプレス、それにスローニュースの三者が共同して、全国から集めた収支報告書をネットで閲覧できる「選挙運動費用データベース」を提供することにしました。

現在、掲載しているのは、直近の2021年に行われた衆議院選挙の立候補者857人のうち、未提出者の3人(埼玉4区・小笠原洋輝氏、島根1区・亀井彰子氏、広島3区・矢島秀平氏)を除いた全員分と、同年の東京都議会議員選挙の候補の収支報告書です。

利用したのは、GoogleのPinpointというツール。従来のOCRではなかなか判読してくれなかった手書きの文字も、かなりの精度で拾い上げてくれます。

「選挙とカネ」分析すると……

国政選挙には膨大な費用が使われます。候補者の選挙ポスターや候補者が出すハガキなどの印刷代を公費で肩代わりする制度もあるからです。この公費負担の実態はどうなっているのでしょうか。

データベースの提供と合わせて、こうしたデータを分析した記事も次々と配信をしていきますので、参考にしていただければと思います。

利用方法は以下に

現時点では、当サイトのご利用対象は、報道機関に従事する方やジャーナリスト、研究者のみとなります。10月8日のサイトローンチ後、当サイトをお使いいただくためには、スローニュースが運営する有料会員制コミュニティ「SlowNewsメンバーシップ」の「プレミアムプラン」(月額1,000円)へのご加入と、利用規約へのご承認が必要となります。

詳しいメンバーシップの加入方法は、以下のウェブページを参照ください。この機会に、ぜひ当サイトをご利用ください。

※メンバーシップ加入は以下から

※プレミアムプランにご加入の上、以下から利用をお申込みください

また、ご利用対象者の方向けに、今回のプロジェクトの趣旨の説明と、当サイトの使い方や活用方法をご紹介する記者会見を開催します。開催概要は以下の通りです。当サイトの使用感を体験いただき、活用を検討いただく機会になればと思います。日本記者クラブの加盟社以外のフリージャーナリストの方、研究者の方も誰でも参加できます。ぜひ会場に足をお運びください。

・日時: 10月10日(木) 13:00から
・場所: 日本記者クラブ 会見室
     東京都千代田区内幸町2-2−1 プレスセンタービル9階
・登壇者:安野修右(日本大学法学部専任講師)
     高田昌幸(東京都市大学教授、フロントラインプレス代表)
     熊田安伸(SlowNews シニアコンテンツプロデューサー)

また、この日の19時から、サイトの使い方をSlowNewsの熊田が説明するオンラインイベントを行います。どなたでも参加できますので、以下のURLからお入りください。

・日時:10月10日(木)19時から30分程度
https://meet.google.com/bqp-vecp-wgt

本件に関する報道関係者からのお問合せ先
スローニュース 瀬尾・熊田
Email address pr@slownews.com

よろしくお願い申し上げます。