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メディアの現在地

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存亡を賭けた事態に直面している伝統的メディアと、プラットフォーマーなどの新興メディア。それぞれが抱える様々な問題や、新たな取り組みについての報道をまとめています。(ジャニーズとメ…
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#ニュース

「地域メディアをなくしてはいけない」廃刊した地方紙の記者たちが市民とともに発信する「NEWSつくば」の挑戦

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 NEWSつくばかつて茨城県のつくば市や土浦市のエリアで展開していた日刊紙の「常陽新聞」は、経営悪化で2017年3月に廃刊しました。 しかし、「地域からメディアがなくなるのを防がなくては」と、記者たちがその7か月後に立ち上げたのが、ウェブメディアの「NEW

「できることならニュースを見ずに過ごしたい」という『ニュース回避層』が世界中で増えている

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 メディア接触の新潮流...「ニュース回避傾向」が強い層の特徴とは?毎日、たくさんのニュースがネットを中心に流れていきます。そんな中、「できることならニュースを見ずに過ごしたい」という人たちが生まれていることが、話題になっています。「ニュース回避層」と呼ばれ

世界300人のメディア経営者、編集者が予測した「2024年のジャーナリズムはこうなる」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 ジャーナリズム、メディア、テクノロジーのトレンドと2024年の予測ロイターの研究所が「ジャーナリズム、メディア、テクノロジーのトレンドと2024年の予測」を発表しました。 50以上の国から300名以上の編集者、最高経営責任者(CEO)、デジタル担当役員に取材をしたレポートには、こんな

地方紙が1週間で2紙づつ消えていくアメリカでおきている「ローカルメディア救済」の動き

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 アメリカでは2005年にあった新聞の3分の1が2024年までに消えるアメリカの新興メディアAXIOSは、アメリカでは地方新聞の消滅が加速していて、週平均2紙以上の新聞が休刊していると報じました。 この記事はノースウェスタン大学メディル・スクール・オブ・ジャ

メディアを劇的に変えたのは「スマートな簡潔さ」Axiosはなぜ成功することができたのか

横溢するニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、実験的な発信を試みたコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 MEDIA DAY TOKYO 2023 SESSION2 INTERVIEW「次世代のニュースメディア」とも呼ばれている「Axios」をご存じでしょうか。その特徴はごく短い文章で記事を構成し、「なぜこのニュースが重要なのか」「行間を読むと」など、