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宮崎県警・証拠写真のSDカード改ざん疑惑

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殺人事件の証拠写真を収めたSDカードのデータを宮崎県警が改ざんした疑いが浮上した。絶対に改ざんできないはずの写真データが容易に修正できるとなれば、「事件捜査への信頼は失墜し、刑事… もっと読む
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【スクープ】宮崎県警による証拠改ざん疑惑のSDカード、警察庁が以前から「改ざん可能」を把握していたことが新証言で発覚

取材・執筆 フロントラインプレス 殺人事件の証拠画像を記録したSDカードを、宮崎県警が改ざんしたとされる疑惑。スローニュース上でこれまで6回にわたって報じてきたが、新たな事実が発覚した。 問題となっているのは、キオクシア社(旧・東芝メモリ社)製の「Write Once(ライトワンス)メモリーカード」。このSDカードは改ざんできないとされ、ほとんどの都道府県警察で使用されているが、実際には遅くとも2018年には警察庁が書き換え可能であることを把握していたことがわかったのだ。

警察が証拠のSDカードをいじって写真を間引きした?東京地検に告訴した弁護士の会見をノーカット動画で。疑惑のカードのデータ一覧や告訴状もダウンロードできます

6日に東京地検への告訴が行われた宮崎県警による証拠の写真データ改ざん疑惑。告訴後に記者会見が行われました。スローニュースの会員向けに、会見の内容を全編ノーカット動画でお届けします。 また、会見場で配られた告訴状と、問題を時系列で説明したメモ、それに疑惑のSDカードの中身が分かるデータ一覧も、こちらからダウンロードできるようにしました。

「34枚の証拠の画像が消された痕跡を見つけた」警察署長を東京地検に告訴した弁護士が語った疑惑の中身とは

取材・執筆 フロントラインプレス 警察が証拠のSDカードに手を加えていたのではないか。そんな疑惑が、ついに東京地検への告訴という事態に至った。 調査報道グループ「フロントラインプレス」がスローニュース上で報じてきた宮崎県警の証拠改ざん疑惑。殺人罪などに問われている久常芳治被告(49)は6日、被告に有利な証拠写真の画像データが警察によって改ざんされ、隠されたなどとして、当時の宮崎北警察署長らを証拠隠滅罪で東京地検に告訴した。 被告の代理人を務める黒原智宏、西田理英両弁護士

【スクープ】「撮れるはずのない写真がなぜ」 解析で浮上した宮崎県警『証拠のSDカード改ざん疑惑』これだけの不審点

取材・執筆:フロントラインプレス 宮崎市のJR佐土原駅前で起きた殺人事件。被告・弁護側は「被害者男性が突然、ナタで襲いかかってきた。被告は正当防衛」として無罪主張していた。警察は犯行現場でナタを発見し、指紋の鑑定も行っている。弁護側の主張通りであれば、ナタには被害者男性の指紋が残っており、被告に有利な証拠となるはずだった。 ナタの写真をプリントではなくデータで求める被告・弁護側に対し、検察・宮崎県警は「データは出せない」と拒否するが、再三にわたる要求の結果、2021年12

「正当防衛を裏付ける証拠」の写真データはなぜ消えたのか? 宮崎県警『SDカード改ざん疑惑』の核心部分

取材・執筆:フロントラインプレス 殺人事件の証拠写真データを宮崎県警が改ざんしていたとされる疑惑は、いったい、どんな中身だったのだろうか。被告・弁護側は、当時の宮崎北警察署らを証拠隠滅罪で東京地検に告訴する(※1)が、それを前に“改ざん疑惑”の全容をお届けする。 調査報道グループ「フロントラインプレス」は1年前の2022年秋からこの問題を取材してきた。被告の弁護人は「告訴後に記者会見する。それまでは話せない」としているが、独自の取材により疑惑のほぼ全容を把握している。また

宮崎県警の証拠写真データ改ざん疑惑、来月初旬に東京地検に告訴へ…メーカーも改ざん可能を事実上認める回答

取材・執筆 フロントラインプレス 2020年に起きた殺人事件の証拠写真を収めたSDカードのデータを宮崎県警が改ざんしたとされる問題。当時の宮崎北警察署長らを証拠隠滅罪で告訴する方針を固めていた被告・弁護人は、告訴状を11月初旬に東京地検へ提出する。(※当初、10月31日の予定だったが、弁護人が高熱を出すなど体調を崩したため、11月初旬に延期された)弁護人らは東京で記者会見を開いて、今回のケースを詳しく説明するという。 全国の警察で採用されているSDカードに欠陥か、過去にも

【スクープ】宮崎の警察が改ざんした疑いが浮上した証拠のSDカード、全国の警察で使用も、専門家は「改ざんできる」と証言

取材・執筆 フロントラインプレス 絶対に動かぬ証拠であるはずのデジタル写真のデータが、警察の手で改ざんされていた疑いが浮上した。宮崎県で起きた殺人事件の公判前整理手続でのことだ。 被告・弁護側は近く、当時の宮崎県警宮崎北署長らを証拠隠滅罪で東京地検に告訴する方針だが、絶対に改ざんできないはずの写真データが容易に修正できるとなれば、「事件捜査への信頼は失墜し、刑事司法は大混乱に陥るだろう」と捜査実務に詳しい関係者は言う。 問題の背後に、いったい何があるのか。

【スクープ】宮崎の警察が殺人事件の証拠を偽造か…証拠物を撮影したSDカードを被告に不利なように改ざんした疑い 弁護側は証拠隠滅罪で警察署長らを告訴へ

取材・執筆:フロントラインプレス 捜査当局が犯罪の証拠を偽造するなど絶対に許されない。しかし、そんなあってはならないことが起きているという疑惑が発覚した。 疑惑の舞台は宮崎県。2020年に起きた殺人事件の公判前整理手続(公判が始まる前に裁判所と検察官、弁護人が争点を明確にし、判断するための証拠を選び、どのように審理を進めるかを決めるもの)において、証拠写真の入ったSDカードのデータが警察によって一部削除され、隠滅された疑いが浮上したのだ。被告・弁護側は「事件は正当防衛であ