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おすすめノンフィクション

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毎月掲載「気になる来月のノンフィクション」をはじめ、本を紹介した記事をこちらにまとめています。
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2021年12月の記事一覧

TBSニュースエディター・久保田智子さんが選ぶ「この複雑な社会を通訳してくれている」SlowNews9作品

※旧SlowNewsのサービス終了前の記事です。文中のリンクは現在は使えませんのでご了承ください。 2000年にTBSに入社し、アナウンサーとして活躍した久保田智子さん。2016年に退職後、アメリカのコロンビア大学大学院でオーラルヒストリーを専攻し、 “人の話を聞く”取材の原点をあらためて学びました。 現在は報道記者としてTBSに復職。孫世代が祖父母に戦争体験を聞きSNSで発信する「#きおくをつなごう」プロジェクトを立ち上げるなど、取材と表現の方法を考え続けています。

監督・松居大悟が語る 「ここまでやる!」人物ルポ「現代の肖像」と「バイプレイヤーズ」の共通点

※旧SlowNewsのサービス終了前の記事です。文中のリンクは現在は使えませんのでご了承ください。 話題作『バイプレイヤーズ』シリーズや、今年の東京国際映画祭観客賞を受賞した『ちょっと思い出しただけ』(来年2月公開)を手掛ける映画監督の松居大悟さん。実はSlowNewsでも読める週刊誌『AERA』の人物ルポ「現代の肖像」の大ファン。2019年にはご自身も「肖像」として登場しています。SlowNewsでも読める「現代の肖像」、その魅力を語っていただきました。 松居 今日、

棋士・中村太地が語る「AI将棋の時代だからこそ読みたい『聖の青春』の魅力」

藤井聡太四冠が誕生し「藤井フィーバー」の止まらない将棋界。そして将棋ノンフィクション『聖の青春』(大崎善生・著)もSlowNewsで多くの読者を持つ大人気作品です。羽生善治と死闘を繰り広げた天才・村山聖の生涯を描いたこの作品を、中学時代以来、久しぶりにSlowNewsで読み返したという中村太地七段。その色褪せない魅力を語っていただきました。 ――9月に藤井聡太さんが叡王を獲得して「史上最年少三冠」に輝いた翌日、大崎善生さんの『聖の青春』をSlowNewsでおすすめしたところ

けんすうさんが語る「時間軸や視点を変えれば世界の見え方が全く異なることをSlowNewsは教えてくれる」

※旧SlowNewsのサービス終了前の記事です。文中のリンクは現在は使えませんのでご了承ください。  黎明期からネットビジネスを手掛けてきた「けんすう」こと実業家の古川健介さんは、その独自の鋭い視点にファンも多い。クリエイターをさまざまな形で支える「アル」の代表取締役をつとめるけんすうさんが、[SlowNews](https://slownews.com/register)に注目しているという。その理由や期待をうかがった。 (聞き手:スローニュース代表 瀬尾傑) 「Slo

桐野夏生が語る「フィクションとノンフィクションのあいだ」

※旧SlowNewsのサービス終了前の記事です。文中のリンクは現在は使えませんのでご了承ください。 国内外のファンが支持する人気作家の桐野夏生さん。『柔らかな頬』で直木賞を、その後も数々の文学賞を受賞し、今年、日本ペンクラブ会長にも就任されました。就任の記者会見では、「ジェンダーが欠かせない視点であるという認識が広がっている」ことや、「そのことに対する反動や差別はあると思うので、それとは闘っていきたい」と語っています。 社会への鋭い眼差しを持つ桐野さんに、フィクションとノ