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小学生の3.5%が配信経験あり、ネット動画の利用者は2歳から97%…こども家庭庁の調査からみえる青少年のネット環境

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

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高校生では1割強が経験済み…子供達における配信実情

小学生では3.5%、中学生では7.3%、高校生では10.7%が、インターネットで動画や音楽を配信した経験がある。

こども家庭庁が2024年3月に報告書を発表した『令和5年度青少年のインターネット利用環境実態調査』でこんな結果が出ていることを、ブログサイト『ガベジニュース』が紹介をしています。

ソーシャルメディア上に動画をアップロードした行為も含まれるかもしれませんが、実際に高校生の1割以上、小学生でも3%以上が動画、音声の配信経験があるというのは驚きます。

興味深いのは、女性が男性よりも配信経験のある人が多いということです。

SNSの普及以降は「全員が発信者の時代」であることはいうまでもありませんが、あらためてこの数字には驚きます。

リテラシー教育のあり方が議論されていますが、現実の変化のスピードはとてもはやく、受信者以上に発信者、そして配信者としての知識の共有が必要であることを感じます。

内閣府の調査からは、若い世代のネットとの接し方がよく見えてきます。

ネットの利用内容については、動画が圧倒的なことに改めて驚きます。2歳児から97%の人が使うなど、すべての年齢で9割以上になります。「ネットネイティブ」といいより、「ネット動画ネイティブ」の世代ですね。

「青少年のインターネット利用環境実態調査」より

ほかにも、高校生の53.7%以上、小学生でも22.8%が自分専用のインターネット接続機を持っているなど、若い世代のネット環境を知るには調査の内容はとても興味深い内容です。

調査の内容は、下記のリンクから読むことができます(瀬)


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