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御嶽山災害から9年、いまも癒せない遺族の喪失感と噴火の恐怖を伝える動画

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山頂の弟よ、一緒に帰ろう 御嶽山噴火災害から9年 広島県の男性が初の慰霊登山へ 

死者58人、行方不明者5人を出した2014年9月27日の御嶽山噴火災害から9年が経ちました。

この噴火で弟を無くした広島県竹原市の寄能(きのう)孝志さん(62)が、今年、初めて慰霊の登山をするようすを、信濃毎日新聞が報じています。

孝志さんは広島県福山市在住だった弟の寄能啓二さん(当時50)を失いました。失った喪失感を今も埋められず、亡くなった山頂の剣ケ峰に行くのは「感情が乱れる」とためらってきたそうです。今年、噴火から9年を経て「一緒に連れて帰りたい」と、山に登ることを決めたということです。

信濃毎日新聞の記事の最後には、噴火災害当時のようすが動画で見られるようになっています。

噴火の瞬間や、その後の噴煙は凄まじく、一方で、それに直面した登山客が、正常化バイアスなのか、圧倒されているのか、なすすべもなく眺めているように見えるのも印象的です。自然災害の恐怖を伝える地元紙ならではの工夫といえます。(瀬)

(信濃毎日新聞 2023/09/27)

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