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予約殺到!トカラ列島7つの島を3日でまわる年に一度の船に集まる人たち

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

年に1度の運航で乗船券は即完売!2泊3日で日本最後の秘境“トカラ列島”の全有人島に寄港する『レントゲン船』に乗って見えるもの

こんな船旅があるんですね。

トカラ列島という名前は聞いたことがあっても、その場所がすぐにイメージできる人は少ないのではないでしょうか。鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に浮かぶ7つの有人島と5つの無人島からなる島嶼群で、鹿児島とつなぐ村営船は週に2便しかありません。

なので、1週間かけても2,3の島しか上陸できない。すべての島をまわろうとすると大変な日数が必要になるわけですが、年に1回だけ、2泊3日で7つの島に上陸できる船があるというのです。

それが、住民の健康診断を行うための特別便である「レントゲン船」。一部が一般客に開放されており、それに乗れば各島に1~2時間程度寄港し、すべての島で上陸することができます。

そんな船に静岡新聞の記者が乗船した体験記が、今日おすすめです。

驚いたのは、そんなマイナーな旅なんですが、全国から同好の士が殺到し、予約開始日には受付電話が繋がらず、午前中には売り切れるというのです。

いったいどんな人たちか…それはぜひ記事を読んでみてください。こんな旅があるんだなあ、一度は体験してみたいなあ、という気になってきます。

それにしても、なぜ静岡新聞の記者が鹿児島県の離島の船旅を記事にしているのでしょうか。

静岡らしさは、トカラ列島が南北におよそ160kmあり、東西に長い静岡県の横幅よりも長い、という比較があることぐらい。記事執筆の謎は最後まで読んでもわかりませんでした。(瀬)