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男性の育休取得率が100%の社とゼロの社の違いは? 残業時間は? データから見るメディアの職場環境③

スローニュース 熊田安伸

オープンデータからメディア各社の「働き方」を徹底調査するシリーズの第3回。今回は、男性の育休取得率と、残業時間のデータを取り上げます。

調査の対象にしたのは、全国紙と地方紙、それに通信社と在京テレビ局の合わせて60社(うち17社はデータ非公表、11社もデータが古く、実際に比較できたのは32社)です。学生や求職者に企業の職場情報を公開するため、各企業から厚生労働省のサイトを通じて公表されているデータを分析しました。

残念なことに、今回は1社だけ「取材拒否」の社がありましたが、公表されているデータなので、そこについても紹介させていただきます。


男性の育休取得率は最も分かれて…100%のメディアと0%のメディアの差とは

企業の先進性を端的に表すとも言われ、国も企業に公表を呼び掛けている「男性の育児休業取得率」。取得を呼び掛ける記事を発信しているメディア自身も、その姿勢が問われています。

データを見ていると、ここ数年で本当に取得率は上がってきていて、50%を超えるメディアも次々と出てきています。

そしてなんと、100%という社が!どこかというと……

ここから先は会員限定です。男性育休を100%にするための工夫、アイデアも披露してくれました。そして残業時間の数字に疑問が。

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