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世界300人のメディア経営者、編集者が予測した「2024年のジャーナリズムはこうなる」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

ジャーナリズム、メディア、テクノロジーのトレンドと2024年の予測

ロイターの研究所が「ジャーナリズム、メディア、テクノロジーのトレンドと2024年の予測」を発表しました。

50以上の国から300名以上の編集者、最高経営責任者(CEO)、デジタル担当役員に取材をしたレポートには、こんな刺激的かつ深刻なアジェンダが並びます。

1.ジャーナリズムにとって今年も困難な年に
2.プラットフォームシフトとリファラルモデルの終焉?
3.人工知能時代の検索の未来
4.ジャーナリズム・ビジネスはさらなる激変に直面する
5.ニュースの形式が変わる:音声と動画が増える
6.ニュース断絶と選択的ニュース回避
7.生成AIとニュースルームへの影響
8.人工知能と選挙
9.新しいデバイスとインターフェース

生成AIによるコンテンツ制作、そして流通の激変、FacebookやXからのトラフィックの激減という変化を前に、各メディアや経営者がどんな取り組みをしようとしているのか伺えます。

たとえば、ブリッシャーの回答者の大半は、より多くのビデオ、より多くのニュースレター、より多くのポッドキャストを作成する予定であると回答しています。

またサブスクリプションとメンバーシップへの投資は依然、重要です。有料モデルを運営しているパブリッシャーの大半は、厳しい経済見通しにもかかわらず、昨年度の購読者数は微増または安定していると報告しています。

既存のプラットフォーム依存を見直す一方で、新しい流入経路を試そうという意向が強いこともこのレポートからわかります。(瀬)


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