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試してみた!生成AIでつくった写真に感じる違和感の正体とは

私たちがふとスマホで撮った日常の写真を画像生成AIで再現してみることはできるのか。

そんなチャレンジに、オンラインメディアの『Fuze』がmidjourneyを使って、さまざまなかたちで挑んでみました。

たとえば、焦げたパンの写真。それを下記のような丁寧なプロンプトをかくことで、再現することに挑戦してみました。

皿の上に小さな丸いソフトパンが2つ。2つのパンの表面は黒く焦げている。日本のコンビニで売られているパンのようだ。ロールパンの1つには、ナイフで削ぎ落とした焦げた跡が少し残っている。素人がiPhone 13 miniで撮影したテクスチャー。キッチンの銀色のテーブルの上に置いてある。少し高い位置から撮影した構図

ほかにもてるてる坊主やトイプードルなどでも試しています。

そこではっきりしてきたのは、今回つかったmidjourneyについていえば、きれいにまとまりすぎているところに違和感があること。

特にテクスチャーの細かさや、無駄に綺麗にまとめようとしてくるところに違和感を感じることが多かった。

と総括をしています。ズレ、手ぐせ、ボヤけといった偶発性が生むオリジナリティが高い偶発性が、いまのところ人間の写真の魅力のようです。

実は、今回のプロンプトもChat-GPTに画像を読み込ませて、画像生成をするための指示を書いてもらったとのことです。

とはいえ、こうしたズレも今後は再現してくる可能性はありますから、まだまだ発展はとまりません(瀬)

このコラムは、あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしいという方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツなどをおすすめしています。