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石川テレビ『日本国男村』

県庁にずらっと並ぶ男性ばかりの石川県町幹部たち。それに対して、県議会で知事の湯呑の水滴まで丁寧に拭き取る女性職員。

男性中心の日本社会のグロテスクさを、ときにユーモアを交えながら描いた石川テレビのドキュメンタリー、『日本国男村』は、2022年民間放送連盟賞最優秀を受賞しました。

この話題作が、NHKの BS-1で11月29日（水） 午前0時20分から放送されます（地上波では11月24日放送済み）。

作品を手掛けた石川テレビの五百旗頭幸男さん副部長は、前職のチューリップテレビ時代には富山市議の政務活動費不正を追及した映画「はりぼて」で監督を務めた方です。

放送枠のNHK「ザ・ベストテレビ2023」では、死刑が執行されながら冤罪が疑われている飯塚事件の証言を徹底的に追いかけ、文化庁芸術祭賞を受賞した「ＢＳ１スペシャル　正義の行方～飯塚事件30年後の迷宮～」も11月28日（火） 午前0時20分から放送されます。実は芸術祭賞を作品に贈るのは77回となった今回が最後でした。「最後の受賞作」となった傑作ドキュメンタリーでもあります。

どちらも必見の作品。深夜なので録画して、年末年始のお休みにあらためてゆっくりと見ることとします。（瀬）