20年ぶりの公開された岩田任天堂元社長が語る「ユーザーが買い替えたくなるゲーム機」とは
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今日のおすすめは、動画です。
岩田聡、ニンテンドーDSを宣伝し、Wiiを予告する新インタビューを公開
20年ぶりに貴重なインタビューがYoutubeで公開されました。
2015年に亡くなった岩田聡任天堂元社長に、2004年、アメリカのゲームメディアがインタビューした、およそ20分ほどの動画です。
岩田さんは2002年に、入社して2年で任天堂の社長に抜擢されていました・それから2年、この数か月前にDSを発表した直後です。
Wiiが正式に発表されるのはその2年後のことですが、岩田さんは「任天堂がDSで人々を驚かせたように、ゲームキューブの後に新しいハードを作るとしたら、人々を驚かせるようなものでなければ作る意味がないと思っています」と明言。
さらに、SONYやマイクロソフトによるグラフィックやプロセッサーの競争はユーザーには意味がないとして、ニンテンドーDSが示したように「まったく新しいインターフェースやまったく遊び方が違う」ゲーム機でなければ、大多数のユーザーは新しいハードを買って遊びたいと思ってくれない、と言い切ります。
まさに、それが独特のコントローラーを使うWiiなんですね。
このインタビューの背景については、アメリカ最大のゲームサイトIGNが詳しく紹介をしています。
岩田さんはゲーム専門サイトなどのインタビューはほとんど受けなかったので、生前の姿と岩田さんの明確なゲーム観を伝える貴重な動画です。(瀬)