11歳の子どもに200万円で殺人を依頼したスウェーデンの犯罪組織の手口
幼過ぎて刑事責任を問われない子どもたちを殺し屋としてSNS経由で雇う。こんな恐ろしい殺人組織がスウェーデンで摘発されました。
AFPが入手した警察の報告書によると、19歳の指示役が、11歳の男児に殺しの報酬として15万クローナ(約206万円)を提示し、衣類や犯行までの経路を提供しました。
幸い犯行前に逮捕されましたが、この事件では18~20歳の男4人が、11~17歳の未成年者4人を犯罪組織に勧誘した容疑で捕まっています。
スウェーデンの検察によると15歳未満が容疑者である殺人関連事件は、2023年1~8月の31件から今年同期は102件に急増しているそうです。
犯罪組織は、暗号化機能を備えたテレグラムやスナップチャット、シグナルなどで子どもたちを勧誘。殺人などを美化する「犯罪インフルエンサー」の影響もあると、AFPは指摘しています。
日本でも、先日逮捕されたZ李に代表される「アウトロー系インフルエンサー」などが、問題になっています。「私人逮捕」とうたって名誉毀損や暴行事件などを引き起こすケースも後を立ちません。
チャットやメッセージアプリなど表から見えにくい形でおこなわれている犯罪組織への勧誘は、決して遠い国話しではありません(瀬)
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