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転職してきた編集者が明かすダイヤモンド社がベストセラーを連発する理由

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【書籍編集者募集中!】ダイヤモンド社に転職してきた編集者が語る「入社して衝撃を受けたこと」

ビジネス書のベストセラーを連発するダイヤモンド社に転職してきた書籍編集者3人による座談会。

編集者の採用を目的とした自社コンテンツなので、その前提で読む必要はありますが、ダイヤモンド社の好調の理由が伝わってきます。

近年、出版社の経営を圧迫する原因のひとつとして、一時的に売上を増やすための刊行点数の増加による書店からの返本の増大があげられる。ダイヤモンド社は書籍編集者のインセンティブ設計を6年間の長期の実績で判断しているとのこと。

「ダイヤの場合は過去の担当書の今年度の売上を見るから、年度末の3月に出し逃げみたいなことが通用しないんです。次の年に返品があるとその分がマイナス計上されるので。やはりしっかり売れる本を出さないと意味ないよっていう仕組みになっている。」

また重版や部数などの判断もすべてデータにもとづいて行われているといいます。

「『頭のいい人が話す前に考えていること』が5万部一気に重版になったときは驚きました。「そんなに刷ってくれるんだ!」みたいな。普通は編集側が「もっと刷ってよ」と思うのに、逆に「そんなに刷って大丈夫ですか?」
と(笑)。

最近は出版社でも中途採用が増えていますが、ダイヤモンドは転職した編集者が早い段階で活躍している印象があります。そんな雰囲気がうかがえる記事です。(瀬)

(ダイヤモンド・オンライン 2023/8/4)

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