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匿名社会と情報公開

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情報の透明化こそが民主主義の基本であり、オープン化の進度はそのまま民主化が進んでいることを表す……はずなのに、むしろ逆行するような事態にさえなっています。匿名化の問題や、情報公開…
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#裁判

「国葬文書」隠蔽を非営利メディアTansaが提訴!情報公開の形骸化は民主主義の危機だ

SlowNews 熊田安伸 安倍晋三元首相の「国葬」は、どのような判断で行われたのか。それを知るため、非営利のメディア「Tansa」が内閣府や内閣官房などに情報公開請求をしました。ところが、結果は「存在していない」として不開示の決定が。岸田首相が「しっかり調整した」と発言しているのに、存在していないなんてありえない……そこでTansaは9月30日に国を提訴しました。 提訴に至るまでの経緯…「民主主義の根幹が崩れる危機感を覚えた」提訴のあと、東京地方裁判所内の司法記者クラブ

消えゆく重要裁判の記録、まさか「阪神・淡路大震災」関連までも…本当にこれでいいのか

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 震災訴訟記録が全て廃棄 阪神・淡路、永久保存ゼロ 神戸地裁、保存「原則5年」踏襲1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件で逮捕された「少年A」の事件。その記録を神戸家裁が廃棄していたというスクープを報じた神戸新聞の霍見真一郎記者が、また新たな報道を