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スポーツノンフィクションと調査報道

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スポーツの優れたノンフィクションと、スポーツにこそ調査報道をという記事をまとめています。
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#調査報道

アスリートの「見えざる敵」?人工芝のPFASは大丈夫なのか、海外では議論が巻き起こり規制も

東京都知事選では、「神宮再開発」が争点の一つに浮上している。 「100年先につながるまちづくりが必要」(小池百合子氏)、「(計画を)ひっくり返せば、むしろ混乱する」(石丸伸二氏)という推進派に対し、「非常に神聖な森。残すべき」(田母神俊雄氏)との反対派、「賛否を問う住民投票を行う」(蓮舫氏)とする見直し派などに分かれる。 環境破壊、都市開発、説明不足、利益誘導などさまざまな論点があるなか、PFASとの関連で気になることがある。計画案を見ると、新設される新・秩父宮ラグビー場

【大谷騒動】イッペイを追い詰めた米メディアESPN「調査報道記者」とは何者なのか?日本の忖度スポーツ紙とは大違い

大谷翔平選手と水原一平氏にまきおこった違法賭博スキャンダルをスクープしたのは、アメリカのスポーツメディアESPNの「調査報道記者」だった。忖度抜きの独自スクープを連発する凄腕部隊は、試合の結果やスポーツ選手の動向、あるいは週刊誌の後追い記事に追われる日本のスポーツ新聞とはまったく違う。なぜ彼らは「違法賭博疑惑」を掴んだのか。ジャーナリスト・足立真理氏がレポートする。 若者に広がるスポーツベッティング元通訳の巨額窃盗、違法賭博問題に揺れる米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が

スポーツこそ調査報道で実態を明らかにすべき…辣腕ジャーナリストたちが語ったその手法とは

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 How — And Why — Journalists Should Investigate Sports(ジャーナリストがスポーツを調査する方法とその理由)「スポーツの分野は、まだ手付かずだ」 そう語るのは、デンマークの調査報道ジャーナリスト、イェッペ・