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ジャニーズとメディア

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ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになってきたのは、メディアがそれを看過してきたからでもある。テレビ局だけではなく、新聞、出版にもおよぶジャニーズのメディアコントロールの手法と…
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週刊文春だけが「性加害問題」を追い続ける出版業界とジャニーズの関係は変わるか

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、ぜひ読んでほしいコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 BBC「性加害報道」後もジャニーズが講談社にかけてきた「圧力」ジャニー喜多川氏の性加害は国連人権理事会から指摘を受けるほどの問題になっていますが、いつもは芸能界のスキャンダルに熱心な週刊誌が、週刊文春以外、ほとんど沈黙しています。 いまだ出版界におい

BBC「性加害報道」後もジャニーズが講談社にかけてきた「圧力」

伊藤喜之(ノンフィクション作家) ジャニー喜多川氏の性加害問題について、出版業界では週刊文春の独走状態がつづいている。週刊文春をのぞく週刊誌では真正面から問題を取り上げた記事は今でもほとんどない。なぜ、このような状況が生まれているのか。 そこには明らかに出版界の「ジャニーズ忖度」の構造がある。 講談社の関係者が「あれはわかりやすい出来事だった」と振り返る事件がある。 ジャニーズが激怒した「大麻疑惑」記事問題が起きたのは2008年7月。物議を呼んだのは講談社が発行する週