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編集長を辞めて「ひとり出版社」の創業という選択をして得たもの

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

きょうのおすすめはこちら。

心がザワザワしなくなりました 元日経WOMAN編集長が見つけた道

「自分の人生はこのままでいいのかをずっと考えていました」

「日経WOMAN」(日経BP)の編集長だった藤川明日香さんは、昨年春、25年間勤めた出版社を早期退職し、「ひとり出版社」を起業しました。その藤川さんへのインタビューが、今日の必読です。

 「仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ」をテーマにした情報誌の編集長を務めながら、そもそも自分自身が仕事も暮らしも楽しめなくなっていった、という藤川さんの悩みは、共感する編集者や記者も多いのではないでしょうか。

その藤川さんを出版社創業に向かわせたのが、一冊の本との出会いだったというのも、おもしろいです。

こう語る藤川さんの生き方、働き方に興味が湧いた人は、御本人によるこちらの記事が詳しいのでいいかもしれません。

月と文社のサイトはこちらです。手にとってみたくなる本が並んでいます。

同社に限らず、最近、ひとり出版社やひとり書店が増えています。

書店の数が激減し、また取次会社の経営不振や縮小も目立つ中で、マスから距離をおいた動きが出ているのは、とても興味深いし、読者としても、また編集者の一人としても期待したいです(瀬)