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紀子さまの弟が取締役の会社でトラブル!皇室報道はどうあるべきか

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。

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「1億5000万円以上投資したのに…」 紀子さまの弟が取締役の会社で金銭トラブルが

秋篠宮妃の紀子さま(57)の実弟である、東京農業大学准教授の川嶋舟(し氏(50)が2021年6月から取締役を務める農業関連の会社「グッドソイルグループ」とそのその経営者を巡る金銭トラブルを、デイリー新潮がとりあげています。

トラブルの内容は記事を読んでいただくとして、登記簿上はこの会社の取締役である川嶋氏が現在も取締役かについては、本人や会社の説明がそれぞれ食い違っているのは気になるところです。

将来、秋篠宮家の長男である悠仁さま(17)が即位をすれば、川嶋氏は天皇の叔父ということになります。これまでも、さまざまなトラブルが報じられたこともある川嶋氏ですが、より注目される立場になることは間違いありません。

それでは、こうした問題をどう捉えていけばいいのでしょうか。

眞子さまの結婚については、パパラッチ的な追いかけやパートナーである小室圭さんの私生活の暴露など、テレビや週刊誌ではかなり行き過ぎた報道がったことは懸念されます。

一方で、秋篠宮家をふくめた皇室のあり方については情報がほとんど公開されず、「開かれた皇室」とは逆行しているのも事実です。宮内庁クラブなどもそれに歩調をあわせて、皇室や宮内庁内部の実態や課題はほとんど報じられません。

近年では、注目された44億円をかけた秋篠宮家の建て替え問題やそれを巡る混乱も、その内情を報じるのは週刊誌や雑誌メディアだけでした。新聞メディアはほぼ沈黙しています。読者からみると皇室報道は「週刊誌依存」なんです。

もしかりに皇室周辺でスキャンダルがあったとしても、本来、皇室そのものが信頼を得ていれば問題はありません。そのためには皇室やその周辺を巡る情報、それはトラブルもふくめて隠すのではなく、公開することによって、国民との間に信頼を構築していくことが大切です。

まずは宮内庁が情報公開をすすめ、あらためて「開かれた皇室」を再構築することも、令和の新しい皇室のあり方として議論してほしいです(瀬)