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【6月24日緊急イベント】報道機関を強制捜査、取材先を割り出した鹿児島県警『内部告発潰し』を徹底検証する

報道機関に警察が捜索に入って取材資料を差し押さえ、それを端緒に取材源を特定。そして内部告発者を逮捕してしまう。そんな民主主義国家ではありえないような暴挙に鹿児島県警が踏み切りました。スローニュースではこの問題について考える緊急イベントを6月24日(月)19時から開きます。公益通報(内部告発)研究の第一人者である上智大教授の奥山俊宏さんと、当局の内部告発潰しの報道を数多く手掛けるフロントラインプレス代表の高田昌幸さんが登壇、それぞれの立場から語ります。聞き手はジャーナリストの長野智子さんです。(申し込みは記事の文末から)

※追記 告発文を最初に受け取ったジャーナリストの小笠原淳さん、HUNTER代表の中願寺純則さんも参加していただけることになりました!

民主主義国家でこんなことがありえるのか、というような事態が起きています。4月8日、鹿児島県警がニュースサイト「HUNTER」(ハンター)の事務所に捜索に入り、そこで得た資料を端緒に県警の前生活安全部長を国家公務員法違反の疑いで逮捕しました。前部長は内部告発をした理由として「県警の本部長が警察官の犯罪行為を隠蔽しようとした」と述べています。(県警側は否定)

報道機関への捜索で取材源を特定しようなどというのは、言論の自由を保障する民主主義国ではありえません。これまで日本の捜査当局は、そうした手法を用いることにきわめて抑制的でした。「戦後日本で初めて禁を破り、それをやってのけつつある」と上智大の奥山教授も強く警鐘を鳴らしています。

一方、警察の「内部告発潰し」の動きをウオッチし、数々のスクープを発信しているフロントラインプレスの高田昌幸さんもお招きし、警察の捜査の問題点について語っていただきます。

司会は、冤罪事件の取材なども手掛けてきたジャーナリストの長野智子さんです。

プレミアム会員の方はリアルとオンラインどちらでも、購読会員の方はオンラインで参加できます。特別なゲストもいま検討しております。ご期待ください。

なお、会場の収容数に限りがあるので、参加者多数の場合、リアルでの参加は締め切らせていただく場合があります。お申し込みはお早めに。

【6月24日緊急イベント】

報道機関を強制捜査、取材先を割り出した鹿児島県警『内部告発潰し』を徹底検証する

日時   2024年6月24日(月曜日) 
     19時~20時30分

場所   スマートニュース 会議室
     東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル 2F

参加資格 「プレミアムプラン会員」(リアルorオンライン)
     「購読プラン会員」(オンラインのみ)
(会員登録は
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【登壇者・リアル会場参加】

奥山俊宏(おくやま・としひろ)

1966年、岡山県生まれ。1989年、朝日新聞入社。水戸支局、福島支局、東京社会部、大阪社会部、特別報道部などで記者。『法と経済のジャーナルAsahi Judiciary』の編集も担当。2013年、朝日新聞編集委員。2022年、上智大学教授(文学部新聞学科)。
著書『秘密解除 ロッキード事件 田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか』(岩波書店)で第21回司馬遼太郎賞(2017年度)を受賞。同書に加え、福島第一原発事故やパナマ文書の報道も含め、日本記者クラブ賞(2018年度)を受賞。公益通報関連の著書としては、『内部告発の力: 公益通報者保護法は何を守るのか』(現代人文社)、『内部告発のケーススタディから読み解く組織の現実 改正公益通報者保護法で何が変わるのか』(朝日新聞出版)、『ルポ 内部告発 なぜ組織は間違うのか』 (共著、朝日新書)がある。

高田昌幸(たかだ・まさゆき)

ジャーナリスト、東京都市大学メディア情報学部教授(調査報道論)。調査報道グループ「フロントラインプレス」代表。1960年生まれ。北海道新聞、高知新聞で記者を通算30年。北海道新聞時代の2004年、北海道警察の裏金問題取材で取材班代表として新聞協会賞、菊池寛賞、日本ジャーナリスト会議大賞などを受賞。
著書『真実 新聞が警察に跪いた日』(角川文庫)、『権力VS調査報道』(編著、旬報社)、『権力に迫る「調査報道」』(編著、旬報社)

長野智子(ながの・ともこ)

1985年フジテレビ入社。95年に渡米し、ニューヨーク大学・大学院で「メディア環境学」を専攻し、修士課程を修了。その後「ザ・スクープ」「朝まで生テレビ!」「報道ステーション」「サンデーステーション」などに出演。文化放送「長野智子アップデート」パーソナリティ。国連UNHCR協会理事。

【登壇者・オンライン参加】

小笠原淳(おがさわら・じゅん)

1968年11月20日、小樽市生まれ、札幌市出身。小樽商科大中退後、いくつかの職を経て1999年「札幌タイムス」記者。2005年ごろから月刊「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)。55歳

中願寺純則(ちゅうがんじ・すみのり)

ニュースサイト「HUNTER」代表。2011年の東日本大震災の前日にサイトを立ち上げ。政治・行政の監視を目的として活動。2020年3月に株式会社化し、取材活動やサイトの運営を行っている。

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