海外が熱視線を注ぐ日本の電子技術
国内のさまざまな企業が荒波にもまれる一方で、日本の民生技術に熱視線を注ぐ海外の国も多い。
防衛装備庁の堀地徹装備政策部長は、輸出が期待できるものをこう予測した。
「防護服やロボットなどの防衛装備品、半導体やセンサーなど民生から軍用への転用が可能な汎用品に限定されるでしょう」
確かに欧米各国の軍事関係者が熱い視線を送るのは、日本の電子機器などが持つ民生技術が主だ。
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