武器輸出――日本の「防衛産業」とは何か
前のめりな防衛省、とまどう企業…「新三原則」後の知られざる現状

高い日本の武器

 新三原則となり、ビジネスの面はどうか。日本の防衛産業を以下に検討していくこととしよう。

 ところで、武器の値段がどのくらいかご存じだろうか。防衛省によると、たとえば、10式戦車は約96600万円、固定翼哨戒機P1は一機約169億円、救難機US2は一機約112億円、F2戦闘機は一機約131億円、ひゅうが型護衛艦は一隻約973億円、89式小銃は一挺約28万円、127㍉重機関銃は、一挺約537万円などである。どれも高額に感じるが、これは世界の相場と比べてどうなのか。

 自衛隊の防衛装備品や、海外の武器市場に詳しい軍事ジャーナリストのきよたにしんいち氏にこの点を尋ねてみた。

「日…

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