華麗なる「肉食系ビジネス」の世界
2012年、ムンクの「叫び」が当時の史上最高落札価格を更新する1億700万ドルで落札された。オークション会社サザビーズの手数料を加えると1億2000万ドル。当時の為替レート、1ドル80円で換算すると96億円!

アートは一本勝負

 アートは出会ったときが勝負だ。買ったときは高いと思っていても、後から美術史の流れの中で振り返ると、決して高くなかったと思うことがあったりする。あのとき買っていれば……と後悔しても遅く、タラレバはない。

 とにかく好きな絵画に出会ったら、買ってしばらく持っていることだ。できれば体系的に集めたほうがいい。作品の力は一+一=二ではなく、三や五になる。個々の絵からはみえてこない、その作家の一つの世界観がみえてくる。例えば、ウォーホルの作品を買ったら、ウォーホルの前後の時代の作品を買うのでもいい。そうすることによって、自分なりのコレクションができるし、併せて、メインの作品の深みも増す。

 株とアートが異な…

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