華麗なる「肉食系ビジネス」の世界
2012年、ムンクの「叫び」が当時の史上最高落札価格を更新する1億700万ドルで落札された。オークション会社サザビーズの手数料を加えると1億2000万ドル。当時の為替レート、1ドル80円で換算すると96億円!

世界一集客できる美術館はどこ?

 海外の美術館を回っていると、入館者数が増加し、アートに対する関心が高まっているのを肌で感じる。車やブランドのファッションを追い求めていた人たちまでもが、究極のオンリーワンとしてのアートを求め始めた。

 アートは一部の愛好家のものからより幅広い層に受け入れられるものになり、楽しむ層は確実に広がっている。そのため、近年テーマパーク協会は、統計に美術館の入場者数をも掲載して、テーマパークの入場者と比較するようになった。

 数字でみると、世界のアート産業の規模はこんな具合になる(二〇一四年の『Global Attractions Attendance Report』より)。

 世界一入館者数が多いのはパリ…

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