トランプのことが知りたくて、共和党選挙ボランティアになってみた
アメリカに渡って共和党のボランティアになってしまえば、トランプ支持者たちの実像に迫れる――。ユニクロ、Amazonの「潜入」でおなじみ、ジャーナリストの横田さんがトランプ選挙に大潜入。突如発生したコロナパンデミック、BLM運動、そして議事堂占拠の大混乱に巻き込まれながら「赤い帽子」をかぶり、専用アプリをスマホで操作、のべ1000軒以上の戸別訪問で声を聞いたアメリカの本音。歴史的な2021年アメリカ大統領選「体当たりレポート」。

 警察を呼ばれたことも一度あった。これは10月のことだった。

 70代の男性が、「トランプには興味がないので、アンケートには答えたくない」と言って、ドアを閉めた。

 玄関先で、その旨をアプリに打ち込んでいると、再びドアが開いて、男性がこう怒鳴った。

「なんで家の写真を撮っているんだ!」

 写真を撮ったんじゃなくアプリを操作しているだけだ、と説明するとドアが乱暴に閉まった。

 次の家に向かって歩き始めた私の前にパトカーが停まった。

「今、そこの住人から、写真を撮られたって通報があったんだ」

 と言うのは40代の恰幅のいい男性警察官。私が、アプリに打ち込んでいただけだ、と言うと、そうしたボランティアの事情も知っ…

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