「これでは誰もハッピーになれない」
サーファーの聖地、ハワイ・オアフ島のビーチが土嚢だらけになっている。絶景が汚れてしまったのは、崖の上のビーチハウスを守ろうとする家主たちが、次々と海岸に土嚢を積んでいるからだ。これでは2050年にハワイのビーチの40%は消えてしまうかも――。資本主義と地球温暖化がもたらしたハワイの苦悩。プロパブリカと、ハワイの地元紙「ホノルル・スター・アドバタイザー」のコラボによる調査報道。

 業者のガンデイカーも違法な堤防を6カ所に建設したとして、500ドルの罰金を科されている。同社の業務責任者マーク・ティコーニは罰金に不満なようだ。「オアフ島にはたくさんのビーチがある。一部が消滅したところで誰も困らない。そもそもビーチでやれることは限られている。砂遊び、海水浴、サーフィン、ウィンドサーフィン、カヤック――。ほかにあまりない」

 ノースショアに住む家主の多くも不満だ。彼らは口をそろえて「土嚢の積み上げに何万ドルも払った」と主張している。

 DLNRのレモは「軽はずみな行動をした家主もいる」としながらも、「家屋の被害はあまりにも深刻だったから、われわれとしては事後的許可で対応するしかな…

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