次世代磁気センサーを発明したベンチャー経営者は、なぜ刑事告訴されたのか
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【調査報道+】発明で得た特許の数は400件。ベンチャーを立ち上げ、電気自動車の制御や生体磁気などの測定の精度を大幅に引き上げる次世代磁気センサーを発明し特許を取った経営者。古巣のトヨタ系メーカーから「営業秘密を開示された」と告訴されてしまう。しかし特許をめぐる審決では「超伝導現象の発見」にも匹敵すると高く評価され、特許を維持。学術界も新発明に盛り上がるが、刑事裁判で有罪となれば発明はどうなるのか。そもそも知的財産高等裁判所が存在する中で、刑事告訴という戦術は公正な競争といえるのか。世間からほとんど注目されなかった5年に及ぶ裁判を聴き、取材を続けてきた記者が、判決を前に日本に技術革新が起きない象徴のような事件の裏側に迫る。

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