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vol.1 講談社『群像』から作品配信開始「古くて新しいコラボ」

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 SlowNewsをご利用いただきありがとうございます。リリースして1ヶ月、おかげさまで様々な反響をいただいており、これまでノンフィクションに触れる機会が少なかった方にも、作品をお届けできていると感じています。

 SlowNews Letterでは、新しく追加された作品やおすすめのジャンル、機能の改善など、スローニュースに関する最新情報をお届けしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

サブスクリプションサービスへ初の配信

 さて早速ですが、331日より講談社の文芸誌『群像』掲載の作品がSlowNewsで読めるようになりました。『群像』掲載作品のサブスクリプションサービス配信はこれが初となります。

 群像は、講談社で最も歴史ある月刊文芸誌で、第2次世界大戦終結の翌年、194610月に創刊されました。いかなる傾向文学にも偏しない、常にひろき視野に立つ、という理念に基づいて作られ、群像新人文学賞は、村上春樹、柄谷行人、村上龍、高橋源一郎、多和田葉子、阿部和重などの作家・評論家を輩出しています。

福島の被災地を歩く古川日出男さんのノンフィクション

 記念すべき第一弾は、『群像』20213月号、4月号にわたって掲載された小説家・古川日出男さんによる初のノンフィクション作品「国家・ゼロエフ・浄土」です。

 福島のシイタケ生産業者の家に生まれ育った古川さんが初めて出自を語り、18歳であとにした故郷に全身で向き合った作品です。中通りと浜通りを縦断し、360キロを歩き抜いて取材。報道からこぼれ落ちる現実を目にして考え抜いた、小説家が肉体と思考で挑む初のノンフィクションです。ぜひ読んでみてください。

「国家・ゼロエフ・浄土」を読む

「古くて新しいコラボ」

 最後に、『群像』の戸井武史編集長からいただいたコメントを掲載します。

 「群像」は今年創刊75周年をむかえる月刊の文芸誌で、講談社の中でも最も古い紙の「オールドメディア」です。

 古い、といっても、「群像」の伝統は変化と実験。一昨年デザインを含めて大幅にリニューアルし、小説だけではなく「論」=批評やノンフィクションも多く載せて、「総合誌」になっていくことを目指してきました。

 今回「SlowNews」がその変化に目を留めてくれて、一緒にやらないかと言ってきてくれたことは嬉しかったですし、私たちにとっても新しいチャレンジだ、と思いました。戦後すぐに創刊したオールドメディアと、2021年に生まれたデジタルメディアの振れ幅の大きさを考えるだけで、ワクワクしませんか。

 時代時代で培ってきた伝統と最新のテクノロジーは、じつは相性いいと思っています。新たな書き手と読み手が生まれてくるような「場」を作る――古くて新しいコラボに、どうぞご注目ください。

群像編集長 戸井武史

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