手厚い保護が文化財を殺す!?
なぜ日本人は、「カネのなる木」を枯らすのか?「国宝」なのにボロボロな理由、日本の職人をクビにして海外へ外注、伝統工芸品の価格は「ボッタクリ」だ、「補助金漬け」の実態、他。「山本七平賞」受賞作に続く衝撃の問題提起。

おわりに

 本書を最後までお読みにいただき、ありがとうございました。

 「日本の伝統文化」というものに対して、イギリス人の私がさまざまな論評を行うことには、読者のみなさんにもさまざまな感想、意見があるに違いありません。私も自分の主張がすべて正しいなどとは思っていませんし、本書を著した目的のひとつは、日本の伝統文化や文化財に対する関心を高めていきたいというものですので、本書をきっかけにさまざまな意見、議論が生まれることは大いに歓迎しています。

 ただ、本書のなかにはひとつだけ、意見や議論をさし挟む余地のない明確な事実が記されています。それは、遠からず日本の未来を左右する「審判の日」が訪れるということです。

 人…

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