怪文書爆弾、炸裂! 経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!
経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。
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8章 元大蔵キャリアの錬金術

──ヤクルト怪文書──

怪文書のデパート

 一九九八年三月二十日、乳酸菌飲料メーカー「ヤクルト本社」(東京 堀澄也社長)が、ハイリスク・ハイリターンのデリバティブ(金融派生商品)取引などで一〇五七億円の特別損失を計上、九八年三月期の最終赤字が九六二億円にのぼることを公表して大騒動になった。

 原因は、当時、財テク担当として副社長の地位にあった熊谷直樹副社長が、後に国際詐欺事件の舞台となった「クレスベール証券」東京支店(瀬戸川明会長)のプリンストン債を大量に購入、巨額の損失を出したことにある。

 このヤクルトという会社、五五年の会社設立以来、切れ目無く怪文書が飛び交っているが、この九八年三月期の決算直前には、法人、経営陣を追及する形の怪文書…

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