怪文書爆弾、炸裂! 経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!
経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。
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4章 政界と怪文書

 政界がらみの怪文書には、ひとつの決まったパターンのようなものがある。

 それはいずれも、金遣いが荒い、愛人がたくさんいる、収賄の主役だ、秘書を使い捨てにしているなど、人格・識見にかかわることが並べ立てられ、公選法に違反している、でしめくくられるというものだ。

 ここでは代表的なものを三つほどご紹介することにする。

プライバシー裁判へとつながった怪文書

「元外務大臣有田八郎氏夫人 割烹料亭 般若苑マダム物語」──保革一騎打ちになった一九五九年四月の東京都知事選直前に大量に流された怪文書である。社会党から出馬した元外相、当時衆議院議員の有田八郎候補は、この怪文書の余波で本命の座からひきずり降ろされることになった。

 有田氏は、東大法学部を卒…

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