怪文書爆弾、炸裂! 経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!
経営者vs.闇勢力の凄絶な暗闘!そごう、NEC、拓銀、イトマン、東京佐川……本書は、元『週刊文春』記者が、“怪文書爆弾”が炸裂した現場を歩いた記録である。
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2章 ちた

──そごう怪文書──

救助を求めるシグナル

 二〇〇〇年七月十二日、かつて、デパート業界において売り上げ日本一を誇っていた「そごう」(本社・大阪)が、民事再生法適用を東京地裁に申請、経営破綻した。負債総額二兆八二四七億円、これは史上最大の倒産額である。

 その詳細を発表する記者会見の雛壇には、山田恭一社長以下、役員が並んで深々と頭を下げたが、そごうを肥大化、あげくの果てに沈没させた元凶と騒がれた、「そごうの天皇」水島廣雄会長(当時、八八歳。強制執行妨害容疑で二〇〇一年五月二十五日、警視庁に逮捕、起訴)の姿は無かった。

 そごうの迷走ぶりは、怪文書が早くから指摘していた。頻繁にバラまかれるようになったのは、経営悪化がそろそろ伝えられはじめた九…

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