人類史「3度目の定常化」時代とは?
「拡大・成長」という成功体験幻想を追い続け先送りされてきた「持続可能な社会」モデルとは。転換を図るための10の論点と提言。

深層の時間──生と死のふれあう場所

 「直線としての人生イメージ」「円環としての人生イメージ」という話題から始め、特に後者との関連で「たましいの還っていく場所」ということについて述べた。この延長で、さらに「時間」という話題について考えてみたい。

 私たちは日々の生活の中で、いわば「日常の時間」というべき時間を生きている。それは通常、「カレンダー」的な時間であり、過去から未来へとつらなる「直線」としての時間である。

 しかしそうした「直線的な時間」というものは、決して絶対唯一のものではなく、そうした時間のいわば根底に、それとは異なる時間の層があるとは考えられないだろうか。

 たとえて言うと次のようなことである。海での水の流れを考えると、…

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