人類史「3度目の定常化」時代とは?
「拡大・成長」という成功体験幻想を追い続け先送りされてきた「持続可能な社会」モデルとは。転換を図るための10の論点と提言。

2│ポスト資本主義のデザイン

資本主義/ポスト資本主義という文脈

 以上、20万年に及ぶ人類史の視点から、私たちが迎えている人口減少社会あるいはポスト成長社会の意味を考えてみた。ここでもう一つ、特に「拡大・成長」やポスト成長というテーマに関して、どうしても浮かび上がってくるのが「資本主義」という社会システムのありようであり、それは人類史の中では、先ほど指摘した「第3の拡大・成長」の時期としての「近代」という時代と重なる。こうした話題について重要と思われることを考えてみたい。

 図表34は西暦1500年から2000年の西ヨーロッパのGDPの推移を示したもので、日本における明治以降の人口増加パターンと多少似ているが、急激に増えていることが顕著である。

この作品では本文テキストのコピー機能を制限しています

01