小型船で運ばれてきたイルカは、太地漁協内魚市場に設けられた解剖場(図13)へ引き上げられていく。解剖係は、大包丁と呼ばれる刃渡り30センチほどの専用の包丁を研とぎ澄まして待っている。解剖⑶は、この大包丁(図14)と補助的に使う手て鉤かぎで、ほぼすべての作業が行われていく(口絵7)。
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