賭博、シャブ、恐喝。自壊する巨人の「失敗学」
野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃!江川事件、KK(桑田清原)ドラフト事件、桑田の登板漏洩事件などの歴史を辿りつつ、最新のスクープも満載。巨人ファンもアンチ巨人も必読の一冊。

5章 選手に寄生する密接交際者 巨人軍暗黒の系譜

内海哲也が抱えた女性トラブル

 原監督の一億円恐喝事件に関する報道で球界に激震が走った二〇一二年のシーズンだが、終わってみれば、巨人軍は二〇〇九年以来三年ぶりの〝日本一〟を手にしていた。

 日本シリーズ最終戦では主将の阿部慎之助が、同点で迎えた七回に決勝の適時打を放ち、巨人軍に二十二度目の優勝をもたらした。阿部は長らく右ひざの故障で苦しんでいたが、土壇場で底力を見せつけた。試合後の原監督は「これがジャイアンツ魂だ」と阿部を称賛し、シリーズ二勝を挙げたエース、内海哲也はMVPに選ばれた。

 しかし栄光の陰では、原監督一億円恐喝事件の教訓もむなしく、新たなスキャンダルの萌芽が巨人軍内に現れはじめていたのである。

 巨額の利益を生み出…

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