賭博、シャブ、恐喝。自壊する巨人の「失敗学」
野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃!江川事件、KK(桑田清原)ドラフト事件、桑田の登板漏洩事件などの歴史を辿りつつ、最新のスクープも満載。巨人ファンもアンチ巨人も必読の一冊。

序章 なぜ巨人軍に不祥事が続くのか?

 読売巨人軍(以下、巨人軍)にかつてない逆風が吹いている。

 二〇一五年のシーズン終盤に発覚した巨人軍の福田聡志、笠原将生、松本竜也の三投手の野球賭博問題は、年を跨いで再び火を噴き、一軍の貴重な左腕だった高木京介の一年間の失格処分へと繫がった。長年にわたって巨人軍に隠然たる影響力を及ぼしてきた渡邉恒雄最高顧問ら首脳陣三人が辞任に追い込まれ、底なしの不気味な疑惑が二〇一六年シーズン開幕後も巨人軍を覆っていた。

 巨人軍は一九三四年の球団創設以来、プロ野球界の盟主として栄光の歴史を刻んで来た。「プロ野球の父」とも呼ばれる創立者、故・正力松太郎(元読売新聞社長)の遺訓「一、巨人軍は常に紳士たれ。一、巨人…

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