賭博、シャブ、恐喝。自壊する巨人の「失敗学」
野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃!江川事件、KK(桑田清原)ドラフト事件、桑田の登板漏洩事件などの歴史を辿りつつ、最新のスクープも満載。巨人ファンもアンチ巨人も必読の一冊。

2章 渡邉恒雄辞任 病巣はなぜ取り除けなかったのか

笠原将生、逮捕前の告白

 二〇一六年二月下旬、都内の和食料理店に姿をみせた笠原将生は、現役時代よりもふっくらした印象だった。

 前年の十一月十日に巨人を解雇されて以降、三選手の動向はほとんど報じられることはなく、笠原が十一月末に草野球チームの試合に出場した様子や松本竜也が地元の香川でパチンコに興じている姿が小さくメディアに取り上げられていた程度だった。人気球団の選手としてチヤホヤされる存在から、一転して野球賭博に手を染めた〝罪人〟として集中砲火を浴び、彼らは表舞台から姿を消したのである。

 何とか彼らの口を開かせることはできないか──。

 マスコミ各社が取材の端緒を必死になって探すなか、週刊文春がその糸口を摑んだのは二〇一…

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