賭博、シャブ、恐喝。自壊する巨人の「失敗学」
野球賭博、清原シャブ逮捕、原監督1億円恐喝事件……週刊文春スクープ記者、執念の一撃!江川事件、KK(桑田清原)ドラフト事件、桑田の登板漏洩事件などの歴史を辿りつつ、最新のスクープも満載。巨人ファンもアンチ巨人も必読の一冊。

4章 原監督一億円恐喝事件 巨人軍は何を守ったのか

清武元代表がネタモト!?

 巨人軍のコンプライアンスは、伝統ある球団のブランドと面子を守ることを何よりも重んじてきた。不祥事が発覚すれば法律解釈を駆使して組織防衛を図ってきたのである。所属四選手が処分を受けた野球賭博事件の事後処理でも、その本領はいかんなく発揮された。

 一方で、所属選手らに忍び寄る闇の勢力への対処については、決して過去の教訓を生かせてはいない。それが如実に現れたのが、原辰徳監督(当時)の一億円恐喝事件だった。

    *

 二〇一二年六月二十日、巨人軍は原監督から託された「清武さんへ」という異例の声明文を発表した。

〈巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いでいます。たくさんの暴露が行われ、巨人軍関係…

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