ギャルが「上」で、オタクは「下」の支配構造
なぜあのグループは“上”でこのグループは“下”なのか…気鋭の教育社会学者が、教室を支配する「地位の差」に肉迫!

あとがき

 学校というのはとても不思議な場所です。そこにいたときに抱えていたもやもやした薄暗い感情は、卒業式が近づくにつれて、だんだんきれいな思い出に書き換えられていき、楽しいことばかりが頭の中をめぐるようになります。

 そして卒業してしばらく経つと、いつの間にか、なぜ自分があんなに悩んでいたのかわからなくなってくるのです。あのころ感じていた薄暗い感情なんて、まるで最初からなかったかのようにさえ思えてきます。

 この本を書いているとき、僕は何度か嫌な気持ちになりました。もう感じる必要のない薄暗い感情に、もう一度ひたすら向き合わなければならなかったからです。

 それでも執筆し続けたのは、「スクールカースト」の謎…

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